私は「うまい棒」のファンで、よく駄菓子屋に行っては「うまい棒」の袋売りを買ってきます。
その「うまい棒」をテーマにした若手クリエイターらの展覧会があると聞いて、行ってみようと思っていたのですが、様々なことに忙殺されて、気づいたら終わっていました。
……残念。
出典:やおきんドットコム(yaokin.com)
はじめて公式サイトに行ってみた
出典:オリジナルうまい棒(umaibo.jp)
いつもは食べるばかりで、「うまい棒」がクリエイターの興味を惹く素材とは考えがたく、はじめて公式サイトを訪れてみました。
私の最初の印象は「うまい棒はどらえもんとタイアップしていたんだ」ということです。
しかし、よく見てみるとメイン画像の下に並んだ3つのキャラクターはどちらかというと「アンパンマン」に近い感じです。
このドラえもんと似たキャラクターが「うまい棒」のパッケージを飾るキャラクターだとはじめて知りました。
パッケージでは感じたことないのに
冒頭の「うまい棒×CREATORS」の画像を見たときは全くそのような印象は感じませんでした。
Photo by Amazon:やおきん うまい棒 いろいろ味 40本
それに「うまい棒」のファンでよく購入していたのに、ドラえもんとの関連性を感じたことは一度も無かったのです。
とても不思議な感じがしました。
Photo by Amazon:映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
ドラえもんの絵を確認してみましたが細部はそれほど似ていません。
認識とは不思議
なぜ、今まで感じたことのないキャラクターへの認識が生まれたのでしょうか。
「うまい棒」は、子供の頃から駄菓子屋にある定番商品で「駄菓子屋にあるうまい棒」と理解され、次に「細長いパッケージに書かれたキャラクター=うまい棒のキャラクター」と認識されているようなのです。
駄菓子屋の商品パッケージがドラえもんに似ていたとしても全く関係なく「うまい棒」に結びついています。
しかし、ホームページのなかではキャラクターがお菓子とは全く無縁の存在として目に入ってきました。
そのためにキャラクターは独立して認識され、ドラえもんと脳内変換されてしまったのです。
このことはデザイナーとして、とても重要な意味を示唆しているように思えました。
たぶん仕事のなかで活かされていくんじゃないでしょうか?
by T.Y.
おすすめ
やおきん うまい棒 いろいろ味 40本
※Amazonにリンクします。