「Google Cultural Institute(Google Arts & Culture)」というサービスがあるのをご存じですか?
このサービスは2012年ごろから公開されていました。
Googleはサーチエンジンやアナリティクス、マップだけではありません。
文化的な社会貢献活動も行っています。
私がこのページを立ち上げたのは2015年11月のこと。
当時は大英博物館が「Google Cultural Institute」に参加したことが話題でした。
それから5年の間に「Google Cultural Institute(Google Arts & Culture)」は大きく育ち、世界文化の集大成になっていました。
Google Cultural Instituteとは
YouTube:Google Cultural Institute
このプロジェクトは、簡単に言うと世界の美術館、博物館等の文化財をバーチャルに見せる仕組みです。
基本的にはGoogle Mapのストリートビューと同じ理屈ですが、見えるものが文化財という違いがあります。
実際に博物館の内部に入っていって展示品を見ることが出来ます。
参照 Google Cultural Institute(google.com)
日本の美術館も多数参画
私が「Google Cultural Institute」に興味を持ち始めたのは、2015年のこと。
日本の美術館や資料館が「Google Cultural Institute」に参画したことを知ったからです。
2015年7月現在で参加していた日本の美術館、博物館の例は以下です。
- 国立西洋美術館
- 広島平和記念資料館
- 京都府立堂本印象美術館
- 立花家史料館
- さきたま史跡の博物館
- 箱根ガラスの森美術館
- 東京富士美術館
- 浜松市立楽器博物館
参照 “Google Cultural Institute”に新たに日本の美術館7館が加わる あわせてGoogle カルチュラルインスティテュートモバイルアプリも公開(current.ndl.go.jp)
大英博物館も参画
さらに、2015年には大英博物館も「Google Cultural Institute」に加わりました。
いままで、行ったことのない大英博物館をストリートビューで見ることができます。
参照 4500点以上が鑑賞可能! 「大英博物館」のストリートビューがすごい(sankei.com)
(以下追記:2020.6)
世界の文化に出会うことが出来る「Google Art & Culture」
あれから5年。
2015年に話題だったサービスは何処に行ったのか分からないほど、Google Cultural Instituteは様変わりしていました。
広島平和記念資料館のアプリは探し出せませんでしたし、大英博物館のストリートビューも直ぐにはアクセス出来ませんでした。
「Google Cultural Institute」の名称も「Google Art & Culture」に変わっているようです。
しかし、サービスは大きく発展していて、世界中の美術・文化に触れられるものになっています。
2020年6月現在では「自宅から探索する8つのアートギャラリー」という特集がメインになっていました。
- 国立果川現代美術館
- ソロモンR.グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
- バンコク現代美術館(バンコク)
- Erarta(サンクトペテルブルク)
- コロンビア、ボゴタの現代美術館(コロンビア)
- イタリア、トレントとロヴェートの近現代美術巻(イタリア)
- ルクセンブルグ市大公ジャン近代美術館
- Inhotim(ブラジル)
の8つの美術館をストリートビューで見ることができます。
あまりにも広大な文化の集大成は何から手を付けてよいか分からないほどです。
大英博物館へ行ってみよう
以前話題だった大英博物館はどうなったのでしょうか。
検索するとありました。
出典:British Museum(artsandculture.google.com)
出典:British Museum(artsandculture.google.com)
個々の展示品も解説付きで鑑賞できます。
また、…
このアイコン(ミュージアム ビューのアイコンは他の施設でも共通で使われています。)をクリックすると博物館の中に入っていけます。
後はストリートビューと同じ要領で美術品が鑑賞できます。
自宅に居ながら「大英博物館」の世界が広がります。
世界の文化にふれあおう
もう大英博物館だけではありません。
「Google Art & Culture」にアクセスすれば、世界の美術館に行くことが出来るのです。
あまりにも、コンテンツが多すぎて、全部を鑑賞したらどれくらいの時間が必要か分からないほどです。
是非「Google Art & Culture」にアクセスしてみて下さい。
世界中の文化がそこに広がっています。
by T.Y.